特別定額給付金の給付がスタートして
オンラインや郵送にて申込が完了した世帯に、世帯主が申請した口座に対象者数分がまとめて給付されてきます。
そんな中、ニュースなどで次のような話題が聞こえてきています。
- 「夫が私や子供の分を使うと言っている」
- 「父親が自分の分を渡してくれない」
- 「子供に10万円を渡せと言われ困っている」
世のお父さんは自分の小遣いにしたいそうな・・・(笑)
まぁ、ほんの一握りのケースを取り上げているだけと思われますが、筆者も家族分が給付されており、その使い方について筆者なりの考えを実行に移したので参考にと思い紹介させていただきます。
給付対象者1人につき10万円
そもそも今回の特別定額給付金は誰に対して給付されるのか、総務省のHPを読んでみることにしました。
施策の目的
・・・家計への支援を行う。
受給権者
受給権者は、その者の属する世帯の世帯主
給付額
給付対象者1人につき10万円
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/gyoumukanri_sonota/covid-19/kyufukin.html
ようするに「家計の支援のために1人あたり10万円をします」という事みたいです。
給付金は世帯主が受給する
特別定額給付金の受け取りは世帯分をまとめて受給することになります。
そのため、冒頭のような話題が上がってくるわけですね。
夫婦や子供のいる家庭の場合、世帯主に支払われた給付金は誰のものと考えられるでしょうか?
個人のお金か家族のお金か?
全額世帯主のお金であるという考えは無い
なぜなら、総務省のHPや政府の会見でも給付金は対象1人あたり10万円であることを強調しているからです。
あくまでも世帯の代表として受け取っただけであると考えるのがいいでしょう。
個人のお金?
では”1人10万円”、文字どおり夫婦や子供、それぞれ個人の資産だと考えた場合はどうでしょうか?
個人の資産と考えた場合、夫婦それぞれ10万円を自分のお金として自由にしてもよいということになります。
ただ、夫婦は共に生活を共にしているため、新型コロナの影響で生活に影響があるのであれば、同額を生活費として出し合うのが良いのではないかと思います。
子供の分についてはどうでしょうか?
これは成人か未成年かで変わってくるでしょう。
成人していて独立しているのであれば、子供が自分のお金として子供自身の考えで使っても良いと思います、しかしながら扶養されているのであれば、家族の一員として親と同程度を生活費として出し合うのが良いと思います。
未成年であれば子供の資産であったとしても親には子供の資産を管理する権利があるので、子供の意見を聞いた上で話し合って決めるのが良いと思います。
家族のお金?
家計への支援ということで家族みんなのお金として考えた場合はどうでしょうか?
家族のお金だと考えると、家族全員のために使えばいいのですが、使いみちは誰が決めることになるでしょうか?
基本的には普段の家計のときと同じで夫婦や親となるでしょう。
しかしながら夫婦や子供がいらっしゃらなければ貰えないお金なので、家族で話し合って決めるのが一番良いと思います。
筆者の家庭では
筆者の場合は未成年の子供も含めていったん個人のお金として分けることにしました。
その上で家族会議を行いました。
とくに小学校高学年の子供には、このお金がなぜ貰えるのかという事をしっかりと伝え自分がどういう事にお金を使いたいと思っているかを聞き、その事について親としてどう思うかなど、お金の大切さや使い方について話すことにしました。
結果として今回の新型コロナで大変だったこと、苦労したこと、我慢したことへのご褒美の範囲で好きな事に使うということになりました。
使いみちの一つではありますが、今回未成年の子供たちが学校が休業となり、一日中家にいることで家庭学習のサポートや食事などの家事など、一番大変の思いをした妻(母)にプレゼントをすることにしました
最後に
家庭により様々な事情はあるかと思いますが、今回の特別定額給付金は家族みんなでお金のことを話いい機会かもしれません。
みなさまも是非この機会に家族会議をしてみてはいかがでしょうか?